オーストラリアンギターメーカーの代表格、Cole Clark と Maton は、世界的に見ても高い評価を受けるアコースティックギターの両雄です。特に 2000 年代以降、アーティストや録音エンジニアのあいだで「オーストラリアンサウンド」への注目が高まり、これら 2 社の楽器は国内外の音楽シーンで一貫した存在感を示し続けています。
これらのメーカーを選定する軸は、音響性能、木材の選別基準、製造プロセスの透明性、そしてリセールバリューです。Cole Clark は革新的なブレーシング設計と軽量設計で知られ、Maton は伝統的な豊かな低音域と独自の EQ カーブで定評があります。同じオーストラリア産とはいえ、両社の哲学はまったく異なり、プレイヤーのスタイルや音への向き合い方によって最適な選択肢が変わります。
価格帯としては、エントリーレベルの手ごろな選択肢から、マスターグレードの 50 万円超えまで、かなり幅広いラインアップが存在します。初心者にとっては Cole Clark の Angel シリーズや Maton の 12 シリーズが入門の定番です。一方、プロフェッショナルユーザーやスタジオミュージシャンに支持されるのは、Cole Clark の Grand Auditorium シリーズや Maton の SRS シリーズなど、より高度な仕様のモデルです。
初心者であれば、まずは Angel シリーズで Cole Clark の軽やかさに触れるか、M12 で Maton の伝統的な温かみを感じるところからスタートするのが王道でしょう。中〜上級者向けには、カスタムオーダーやシグネチャーモデルも視野に入ります。特に Cole Clark の Bunya トップ材採用モデルや、Maton の SRS-HD のような高級仕様は、楽器との長期的な関係性を想定した投資価値が高いです。
一部の海外マニアから支持を集める珍しいモデルや、廃盤になった限定仕様も中古市場では散見されます。「オーストラリア勢」というカテゴリーの奥深さは、この 2 社の製品系統の多様性にあり、同じアコースティックギターでありながら、プレイヤーの求める音と価値観に応じた選択肢の豊富さが、真の魅力といえます。
オーストラリアの職人精神とグローバルな流通網が融合したこれらの楽器は、長く相棒として付き合える楽器です。新品での購入はもちろん、中古市場での掘り出し物との出会いもまた、アコースティックギター趣味の醍醐味といえるでしょう。
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