ギブソンというブランドは、エレキギターの歴史そのものといっても過言ではありません。1952年にレスポールが登場してから70年以上、ギブソン系ギターはロック、ブルース、ジャズのあらゆるジャンルでギタリストの相棒となってきました。その骨太で温かみのあるトーン、重量感のあるボディ、そして歴史を背負った存在感は、今なお多くのプレイヤーを魅了しています。
本特集では、ギブソン系ギターを選ぶ際の軸となる要素を整理しました。選定ポイントは、音色の個性(セットネック構造による独特な響き)、プレイアビリティ(ボディの厚さと重量感)、そして入手性と価格帯。ヴィンテージからモダンモデルまで、また公式ギブソン製からエピフォン、そしてコピーメーカーまで、実に豊かなラインアップが存在します。
ギブソン系ギターの価格帯は幅広く、エピフォン製の入門機は5万円前後から、米国製のコレクターズアイテムは100万円を超えることもあります。特徴的なのは、たとえ同じモデルでも製造年によって音が大きく異なる点。ヴィンテージ志向の方なら60年代後半の重いマグネットと厚いラッカーが織りなす音を求めて、一方モダン志向なら薄いボディと新しいピックアップが生み出すサスティーンを選ぶでしょう。
初心者にはエピフォンの廉価レスポールやSGから始めることをお勧めします。これらは本家ギブソンの設計思想を保ちながら、手の届く価格で提供されています。一方、中級者以上なら、ギブソンUSAやカスタムショップの限定モデル、あるいはプレステージブランドのハイグレードなコピーモデルで、自分の音を徹底追求する段階に入ります。
なお今回の選からは外しましたが、セミアコのES-335やフルアコのL-5といったジャズ系モデル、さらには先日の値上げで話題となった新型レスポールについても、機会があれば個別特集したいテーマです。また中国メーカーの高品質コピーモデルも、コストパフォーマンスの観点から注目の価値があります。
ギブソン系ギターの真の魅力は、そのトーンと歴史を一度弾いて感じることで初めて理解できます。本特集の10本から、あなたのギター人生の一本を見つけてください。

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